名古屋市南区の特徴について詳しく解説します
名古屋市南区は、名古屋市の中でも南部に位置するエリアで、その面積はおよそ18.46平方キロメートルとなっています。
この区は名古屋市内の16区の中で7番目に広い地域となっており、昔ながらの風景と現代的な住宅が融合した街として知られています。
南区には物件の種類も多様で、空き地や空き家、中古住宅、中古マンション、農地、工場跡地などが存在しています。
この記事では、南区で不動産を売却を考える方に向けて、南区の特徴や契約件数、相場についての情報をご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
参考ページ：名古屋市南区の不動産売却｜土地・一戸建て・マンション売却査定
名古屋市南区の特色を見ていきましょう。
地域の特徴を知ることで、自身の不動産を魅力的にアピールする方法が明確になります。
自分の地域についてしっかりと理解し、円滑な売却活動を進めていきましょう。
南区の人口は2023年10月1日現在で131,459人で、世帯数は63,061世帯と報告されています。
昭和初期から高度成長期にかけて急増した人口は、都市化の進展と南区への人口流入によるものでしたが、1990年代以降は人口減少が続いています。
これは少子高齢化や都市部からの人口流出の影響が考えられます。
南区の人口密度は7,121人/km²で、名古屋市の区の中では6番目に疎らな地域となっています。
南区の人口構成は高齢化が進んでおり、2019年10月1日時点での高齢化率は29.7％で、市内でも最も高い数字を示しています。
今後も高齢化は進行していく見込みです。
南区が持つ歴史的特徴には、以下の3つが挙げられます。
歴史的な産業の変遷
中世末期から近世初頭にかけて、ある特定の地域は海に面しており、そこでは製塩業が盛んでした。
江戸時代に入ると、この地域を通る東海道が整備され、市街が発展しました。
そして近代以降、この地域は鉄鋼、金属、機械などの工業地帯として発展してきました。
具体的には、中世末期から近世初頭にかけては、南区の大部分が海に面しており、年魚市潟と呼ばれる干潟で製塩業が盛んでした。
この中で生産された塩は「前浜塩」として親しまれ、地域特産品として広く知られていました。